2021/08/26

猿が教えてくれた収穫時期
過去最多のピノ・ノワールとシャルドネを収穫!

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今年はお盆前から雨が続き、無事にブドウが収穫できるか危ぶまれましたが、お盆明けの816日、雨の合間を縫ってブドウの収穫を行うことができました。

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富有柿の産地で知られる大野町で、高齢化が進み休耕地となっていた柿畑を有効利用し、地域のシニア世代の生きがいの場を作る目的で2012年に始まったPROJECT ORI WINE。現在は10の畑にブドウが植えられ、化学的な肥料 農薬を使わない BIOワイン作りを行っています。

今年は梅雨入りが早く5月・6月は雨が続きましたが、7月中旬から8月初旬にかけては天気が良く、昨年より少し実が熟すのが早かったようです。811日、熟したブドウの美味しそうな香りに誘われてか、猿たちがつまみ食いをしにやってきて、収穫時期が近いことを教えてくれました。

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木の枝を隠れ蓑にしてブドウ園の様子を伺うボス猿

収穫当日は、スタッフ総出で早朝5時より収穫を行いました。比較的気温が低かったものの湿度は高く、雨で濡れた草によって足元の状態はよくありませんでしたが、ベストなタイミングは今しかないと皆で力を合わせて収穫作業を行いました。その甲斐あって、なんと今年は過去最多の収穫量を記録し、ピノ・ノワール191.9kg、シャルドネ229.5kgの合計421.4kgを収穫することができました。

毎年試行錯誤しながら経験を積み重ねた結果、ここ数年は安定して収穫ができるようになり、2019年からはワインが作れるようになってきました。ピノ・ノワールで作った赤ワインは「ROSE ORI」、シャルドネで作った白ワインは「Cloverleaf」と名付けられました。今年は待望のプロヴァンス風ロゼワインも作ります。数ヶ月後に完成するワインが今からとても楽しみです。

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早朝に集合しブドウ園に出発
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作業開始前のスタッフミーティング

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しっかり色づいたピノ・ノワール

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熟して透明度が増したシャルドネ
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収穫しながら、株ごとに収穫した房数を記録します

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31組で収穫作業

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収穫した実は重さを測って選別していきます
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途中スイカの差し入れで休憩を取りながら作業を行いました
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今年もたくさん収穫できました。
草刈りを行ってくれたシルバー人材センターの方々や
暑さの中懸命に手入れを行ったスタッフの努力の結晶です!

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お昼過ぎに収穫終了。お疲れ様でした!

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