FIA WEC
アストンマーティンレーシング、WEC 富士6時間耐久レースで優勝
2016年10月14日~16日、世界耐久選手権(WEC) 第7戦 富士6時間耐久レースが富士スピードウェイで開催され、アストンマーティンレーシングはLMGTE-Amクラスで98号車が優勝した。
世界耐久選手権(World Endurance Championship =WEC)は、2012年に新たにスタートした世界選手権のひとつで、フランスのル・マン24時間レースを含む世界最高峰の耐久レースシリーズ。2016年は全9戦で争われ、富士6時間耐久レースは第7戦目となった。
出場する車両は、LMP1、LMP2、LMGTE-Pro、LMGTE-Amの4クラスに分けられており、ドライバーもレース経験や実績で全4段階に類別され、出場できるクラスにも制限がある。そして、チャンピオンシップとして、ドライバーズタイトルやマニファクチャラーズタイトルが部門別に車両開発を行う自動車メーカーに与えられる他、各クラスチャンピオンにもタイトルが授与される。毎年、世界各国の自動車メーカーや名門チーム、トップアマチュアが一斉に競い合い、熱いバトルを繰り広げる。
今回、アストンマーティンレーシングはLMGTE-Proに95、97号車、LMGTE-AMに98号車の合計3台で参戦。アストンマーティンレーシングのオフィシャルパートナーである大里研究所は、2005年からアストンマーティンレーシングにFPPを提供し、ドライバーやピットクルーを健康維持の面からサポートしており、今年もWEC 富士6時間耐久レースに理事長 林らが集結した。
15日の予選では、セッション序盤から上位に位置していた98号車が予選1位でポール・ポジションを獲得。
16日は快晴の中、朝からピットウォークが行われ、大勢のファンがドライバーのサイン会に長蛇の列を作った。決勝レース直前にマシンが並ぶグリッドを歩くことができるイベント、グリットウォークが行われた。
そして、午前11時に決勝レースがスタート。ポール・ポジションからスタートした98号車は、オープニングラップで首位をキープ。そのまま後続マシンとのリードを拡大し、3時間経過時点で2番手との差を1周以上に広げた。そして見事、第6戦のオースティンに続き2大会連続でポール・トゥ・ウィンを達成した。
LMGTE Proでは、95号車が5位、97号車が6位でフィニッシュし、チャンピオンシップ・リーダーの座を堅持。第7戦終了時点で、ニッキー・ティームとマルコ・ソーレンセンは、LMGTE Proのチームおよびドライバー部門で、2位と10ポイントの差をつけて首位をキープしている。
WEC富士6時間耐久レースは3日間を通じて天気に恵まれ、延べ5万3200人のレースファンが世界最高峰の耐久レースを満喫し、幕を閉じた。
WECは残り2戦、次戦は上海で行われる。
10年以上のパートナーを感謝し |
10年以上のパートナーを感謝し、ダレン・ターナーから大里研究所 理事長 林にAston Martin ウイングがプレゼントされた。
このウイングは4月16日のシルバーストーンから最終戦のバーレーンサーキットまでそれぞれデザインされたサーキット専用ウイング。世界各国のサーキットに合わせて9つのデザインがある。
WEC 2016
Round1.4/15~17 6 Hours of Silverstone (イギリス)
Round2.5/5~7 6 Hours of Spa-Francorchamps (ベルギー)
Round3.6/15~19 24 Hours of Le Mans (フランス)
Round4.7/22~24 6 Hours of Nürburgring (ドイツ)
Round5.9/1~3 6 Hours of Mexico (メキシコ)
Round6.9/15~17 6 Hours of Circuit of The Americas (アメリカ)
Round7.10/14~16 6 Hours of Fuji (日本)
Round8.11/4~6 6 Hours of Shanghai (中国)
Round9.11/17~19 6 Hours of Bahrain (バーレーン)
第7戦のアストンのエンブレム |
予選日の朝の澄み渡る青空と富士山 |
ピットではマシンの調整が進む | ダレン・ターナーのヘルメット |
予選前にピットレーンに並ぶ3台の アストンのマシン | 予選日に美しい夕焼けも見られた |
大里研究所から参加したメンバー | 多くのファンでにぎわう 早朝からのピットウォーク |
ドライバーのサイン会 笑顔で迎えてくれる | 98号車のドライバーと |
グリッドに整列するマシン |
グリッドウォークがはじまる |
今年もビバンダムと |
グリットウォークでは太鼓演奏や よさこい演舞があり 日本らしい演出 |
11時に決勝スタート |
97号車 |
ピットイン |
数秒の差でトップ争いが繰り広げられる |
日が沈みはじめるレース終盤 |
ピットにてレースを見守る |
無事に6時間に及ぶレース終了 |
見事優勝した98号車 |
表彰式 | メカニックたちも表彰台の下から拍手を送る |
FIA WEC
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