研究論文

ゲノム医療におけるFPPの進捗情報の報告

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Functional foods in genomic medicine: a review of fermented papaya preparation research progress

Acta Biomed. 83(1):21-29, 2012

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「機能性食品」は、新たなチャンスを秘めており、将来的にも一貫して重要な役割を担うことになるだろう。食品の機能性に対する新たな視点が生まれたのは、栄養士が'消費者の健康状態に関する一般的なトピック'だけでなく'有機体システム'に影響を与えることを目的とした新しい革新的ソリューションの開発に、ますます注意を払うようになったからにほかならない。単一の栄養素について主に後ろ向き疫学研究または経験的研究が行われていた過去とは異なり、科学界においても、栄養素、ゲノムおよび各栄養素の所要量の診断に関する正確な研究によって補完された臨床研究への関心が高まってきている。すでに1993年には、雑誌『ネイチャー』に「日本は食品と医薬品の境界を探っている」(スウィンバンクス1993)というレポートが発表されている。機能性食品の成功は、最近、ある非営利国際団体が主催した会議で強調されたように、食品業界が消費者の要求に応え、科学的研究によって裏付けられ、検証された健康へのプラス効果、つまり単なる有効成分をはるかに超える効果を持つ製品を開発できるかどうかにかかっていることは明らかである。FPPは、数多くの臨床研究により抗酸化・抗炎症・免疫活性・創傷治癒などの効果が科学的に証明されている自然な食品であり、疾患リスクの低減と特定の薬物療法との統合を目指したニュートリゲノミクス主導の行動計画戦略の新しい特徴に高度に適合した機能性食品であることは間違いない。

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