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学術発表関連

2017/12/15学術発表関連

生命システム科学特別講義
県立広島大学にて副所長 奥田祥子が
予防医学についての講演を行いました

県立広島大学の学生に向けた特別講義の依頼を受け、2017年12月4日 副所長の奥田祥子が同大学大学院 総合学術研究科 生命システム科学専攻の博士課程前期の25名に対し、「"For Healthy Aging"予防医学と発酵食品-パパイヤ発酵食品(FPP)の機能性と臨床研究-」のテーマで講演しました。

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講義は大里研究所の予防医学への取り組みが中心的な内容であり、①予防教育 ②予防医学ツールとしてのパパイヤ発酵食品(FPP)③シニア世代のQOL追求 についてお話しました。またFPPの臨床研究結果の紹介を通じ、免疫システム、抗酸化システムなどの生体内のシステムのつながりについて重点的に説明しました。

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学内に掲示された講義チラシ
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野下俊朗教授より紹介を受ける副所長の奥田
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講義の様子

講義の理解を深めるための補助資料として「FPP研究レポート」vol.1-4を配布しました(Vol.1 「血管を救う物質NO(一酸化窒素)に注目」、Vol.2 「免疫について」、Vol.3 「酸化ストレスと抗酸化について」、Vol.4 「ROS(活性酸素種)に対するFPPの働き」)。

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FPP研究レポート Vol.1 表紙
2017Hiroshima_06.jpg冊子を見ながら講義を聞き、
理解を深めている様子でした

今回講義では、多くの臨床研究データの解析方法や考察を紹介しました。実際の患者さんを対象とした臨床研究についての話は、学生にはなじみが薄いと思われるため、理解がやや難しい反面、新鮮に感じたようです。講義で学んだことを学生の今後の研究への取り組みに役立ててもらえればと思います。

また、日本の超高齢社会の現状についても報告しましたが、社会的な問題にも目を向け、専門的な知識をさらに幅広く活用してもらえることを願っています。

大里研究所は予防医学において教育が最も重要であると考えており、今後も講義の依頼があれば、予防教育の一環として受けさせて頂きたいと考えております。

2017Hiroshima_07.jpg講義を終えて