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学術発表関連
アルツハイマー患者に対するFPPの臨床研究論文が発表されました
アルツハイマー患者に対するFPPの臨床研究論文が発表されました。
アルツハイマー型認知症患者の酸化ストレス:パパイヤ発酵食品の影響
掲載された論文の要旨は以下の通りです:
脳組織は、特に酸化ストレスの影響を受けやすい。活性酸素種(ROS)の産生の増加、抗酸化システム機能の低下、および修復メカニズムの効率の低下は、アルツハイマー型認知症(AD)とつながりがあるとされてきた。死後研究により、アルツハイマー型認知症患者の脳において酸化損傷マーカー(脂質過酸化、タンパク質の酸化的損傷、および糖酸化)が高いことが示されている。
FPPは、慢性 / 変性疾患における免疫学、血液学、炎症、および酸化ストレスパラメータに対する好ましい効果を持つ食品である。本研究では、28 人のアルツハイマー型認知症患者、および12人のコントロール群(アルツハイマー型認知症でない被験者)を含む計40人の被験者(年齢78.2±1.1歳)、について研究した(表1)。尿中8-OHdGは、酸化ストレスを評価するために測定した。
患者28人のうち20人(グループ1)は、6ヶ月間 FPP(Immun' Âge、4.5g / 日)を摂取した。一方、8名の患者(グループ2)は、FPPを摂取しなかった。コントロール群(アルツハイマー型認知症でない被験者)は何も治療を受けなかった。グループ1の8-OHdGは、FPP摂取前のコントロール群と比べ明らかに高い値を示した(13.7±1.61 ng / mL (AD患者) vs 1.6±0.12 ng / mL (コントロール群)、P<0.01) (図1)。FPPを摂取後、グループ1の8-OHdGは明らかに減少し(14.1±1.7 ng / mLから 8.45±1.1 ng / mL、P<0.01) (図2)、コントロール群およびグループ2では有意な変化はなかった。
アルツハイマー型認知症は酸化ストレスの増加と関連付けられており、FPPはアルツハイマー型認知症患者の過剰なROSの抑制に有用であると期待できる。