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学術発表関連

2015/01/27学術発表関連

第12回 日本機能性食品医用学会でFPPのII型糖尿病に対する研究について発表

2014年12月13日~14日に国立京都国際会館で開催された「第12回日本機能性食品医用学会総会」にて、「Ⅱ型糖尿病に対するFPPの影響」についてのポスター発表を行いました。
昨年の「FPPの放射線照射に対するIn vitroおよびIn vivoでの影響」についての発表に続き2年連続での発表となりました。

141209_1.jpg学会会場の入り口にて 141209_2.jpg大里研究所の発表したポスター


FPPは糖質が主成分で甘い食品ですが、Ⅱ型糖尿病患者が摂取しても安全で、さらにミトコンドリアの呼吸を高めることを発表しました。これに加え、これまでに報告した糖尿病マウスの創傷治癒の促進やⅡ型糖尿病患者の末梢血単核細胞の呼吸バースト機能の改善なども併せて紹介しました。このことでFPPが免疫システムを活性化し、抗炎症効果を示すことの一連実証研究報告としました。

ポスターセッションの際には、FPPが呼吸バーストに必要な活性酸素種を増加させることや抗酸化のマーカーについてなどの質疑を受け、積極的な意見交換の場となりました。ヒトの身体では、感染症などの外的要因に対しては免疫システムが働き、活性酸素種の産生が誘導され増加します。
しかし、過剰な活性酸素種は炎症の原因となるため、抗酸化システムが働き減少させます。
つまり、活性酸素種はただ減少させればよいわけではありません。
FPPは活性酸素種を必要な時には増加させ、過剰な時には消去させるという2つの働きを必要に応じて行うことでバランスをとることに注目が集まりました。

141209_3.jpgⅡ型糖尿病の研究やFPPに関する
多くの質問を受けました
141209_4.jpg今後の研究の展開に対する意見交換も
行えました


今後も、FPPの研究発表を継続的に行い、有意義な意見交換や今後の活動の発展につなげていければと思います。