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大野町立北小学校「生き方を学ぶ会」で理事長 林が講演
2018年2月7日、大野町立北小学校にて進路講話「生き方を学ぶ会」が開かれ、講師として招かれた大里研究所 理事長の林 幸泰が4年生~6年生合わせて約120人の生徒を前に「教育は最大の予防薬」という題でお話しました。
大里研究所と北小学校は、同じ岐阜県揖斐郡大野町内にあり、距離も近く、これまでホタルの学習や「南極教室」といった様々な学習を通して交流を行っています。
会のはじめに、大里研究所では病気にならないようにするにはどうすれば良いか、つまり病気を予防するにはどうすれば良いかという考えを基に活動しており、昨年末にバチカンで予防医学について講演を行った事を紹介しました。そして、日本の超高齢社会の現状・医療費の増加について説明し、医療費増加の問題の解決策として「予防は治療に勝る」という考えを示し、病気にならないために「教育は最大の予防薬」、「食生活」、「年をとっても楽しく働ける場」の3つが重要であるという考えを語りました。
教育による病気の予防として、AIDS(エイズ)という病気を例に取り上げ、HIVというウイルスに感染することによりHIV感染者になり、約10年は症状がない期間があり、その後エイズという病気を発症するとエイズ患者になること、世界や岐阜県のHIV感染者などの人数、現在は薬を毎日飲まなければならないこと、感染経路は3つであることなどを道具やパネルを使って説明しました。教育によって、病気について知り、どうすれば病気の予防ができるかを学ぶことにより、それが自分の身を守ることになり、結果的に医療費削減にもつながることを語りました。
そして、地元の⾼齢者のための社交の場作りの⼀環として、大野町の休耕地を利用したブドウ栽培によりワイン作りを目指すプロジェクトについても触れました。
最後の質疑応答の時間には生徒からたくさんの質問がありました。
この講話を通じ、生徒には予防の重要性や色々な生き方・考え方があるということ学んでもらえたと思います。後日、生徒からの感想も届きました。
岐阜放送による取材も行われ、その様子が2018年2月8日にぎふチャンのニュース番組「Station!」内で放映されました。また、2018年2月4日付の『岐阜新聞』にも記事が掲載されました。
生徒からの質問を一部ご紹介します。
Q.エイズ患者が世界で多いところはどの地域ですか?
A.アフリカです。なぜならば、エイズに関する教育があまりされていないことと、またお金が少ない人が多いため治療ができない人が多いからです。エイズは発見されてから30年経っていますが、まだいっこうに減っていません。最近では中国、アジア地区が増えており、旅行などで日本も増える可能性があります。
Q.どうしたらウイルスを持っているか、持っていないか分かりますか?
A.保健所で検査をしてもらえば分かります。検査の時に本名は言わなくても大丈夫です。
生徒からの感想の一部をご紹介します。
「林さんの話を聞いて、エイズというのは、とてもこわい病気と聞いて、かんせんの可能性はうすいといえ ぜったいに安全というわけではなく、いつ急にかかってしまったりするときもあるからしっかり予ぼうしたいと思いました。」
「感染のしかたは、3パターンあること、HIVウイルスが体内に入ると免疫がなくなりけがや病気、カゼをなおす力がなくなってしまうといことを知りました。なので、自分にできることをはっきりさせてちゃんと予ぼうをしたいし、しっかりと話し合って生活したいです。あと、誰かがHIV感染者であったとしても、けっしてきらうことなく仲良くしていきたいです。」
「AIDSになった人は日本で2万人ぐらいいて世界では1千万人をこえているけどぼくが今知ったように世界には知らない子どもが多いと思うし、予防も分かっている人が少ないと思うのでAIDS患者が減っていけるように多くの人にこのウイルスを知ってもらいたいです。これからは今日勉強したことを生かして予防をしたり、大人になってからも気をつけて行きたいです。」
「どんなことでも自分の身は自分で守らなくてはいけないことが大切だなと思いました。そして、私は林さんみたいにだれかの役に立てるようにたくさん勉強をしていって、たくさん知識を持っていきたいです。」