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研究論文・研究成果

2020/04/07研究論文・研究成果

「電磁波過敏症」研究の第一人者、ベルポン教授の
最新論文にて、FPP(パパイヤ発酵食品)が症状改善に
可能性のある自然由来の製品として推奨されました

フランス、パリ大学のドミニク・ベルポン教授(Prof. Dominique Belpomme)は、電磁波に過敏なため、スマートフォンや電子レンジなど身の回りにある微弱な電磁波を浴びただけでも、頭痛や吐き気、不眠などさまざまな症状が起きる「電磁波過敏症」の研究における第一人者であり、2018年2月28日、学術研究誌「Functional Foods in Health and Disease」に、FPPの臨床論文1)を発表しています。

詳しい記事はこちら: https://www.ori-japan.com/news/research/-fpp-2.html

2020年3月11日、ベルポン教授は、「International Journal of Molecular Sciences」に、『新たに特定され特徴付けられた神経病理学的障害としての電磁波過敏症:診断、治療、予防の方法』2) というタイトルで最新の論文を発表しました。この中でベルポン教授は、電磁波過敏症は診断・治療法が確立していないとしてWHOに疾患として認定されていないが、実際には何百万人もの人々が関わる世界的な問題になりつつあり、新たに確認された診断方法などからWHOは電磁波過敏症を神経疾患と認定すべきであると要請していることを明らかにした上で、現在標準治療はないものの生物学的調査に基づいて可能性が示されている治療法があると述べ、有効な治療法のひとつとしてFPP (パパイヤ発酵食品)を推奨しています。

段落「7. 治療および予後の進化」のFPPの臨床研究に関する内容を以下に抜粋します:

" 自然由来の製品であるFPP(パパイヤ発酵食品)は、側頭葉の中大脳動脈領域のPulsometric Index(PI:脈動を計測した指数)を回復することで脳の血行動態を改善し、その結果、脳の酸素供給を改善できることが示されている。FPPには、抗酸化、抗炎症、免疫調節の特性があることが示されており、我々はこの広く入手可能な自然由来の製品を使用することを推奨する。"

2020.04.07_Electrohypersensitivity as a Newly Identified and.png

Ultrasonic cerebral tomosphygmography (UCTS : 超音波脳内脈流断層撮影)を使用してデータベースから取得した図の例:FPP(パパイヤ発酵食品)の摂取開始時(Ti)時と、1日9g(4.5g×2回)を3ヶ月間摂取した後(T3)における電磁波過敏症患者の側頭葉におけるPIの比較

1) Beneficial effects of a Fermented Papaya Preparation for the treatment of electrohypersensitivity self-reporting patients: results of a phase I-II clinical trial with special reference to cerebral pulsation measurement and oxidative stress analysis: Functional Foods in Health and Disease 2018; 8(2):122-144

2) Electrohypersensitivity as a Newly Identified and Characterized Neurologic Pathological Disorder: How to Diagnose, Treat, and Prevent It.: International Journal of Molecular Sciences 2020 Mar 11; 21(6)