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2008年ノーベル医学生理学賞受賞 リュック・モンタニエ博士を迎えて
大野町のこどもたちとのお祝い会

10月6日、大里研究所ymaホールに集まった、大野町の小中学校の児童・生徒約60人は少し緊張した面持ちでモンタニエ博士の登場を待っていました。
ノーベル賞医学生理学賞の受賞者と直接会えるチャンスが、都会でもない岐阜県の大野町に住む自分達にやってくるなんて。そんな興奮と期待が入り混じる雰囲気の中、大里研究所代表林幸泰氏と大野町杉山茂町長とともに、リュック・モンタニエ博士がにこやかに入場されました。
そしてピアニスト徳江陽子氏の柔らかなピアノ演奏でお祝い会がスタート。ホールの雰囲気は一気に和やかでリラックスしました。
その後杉山町長のお祝いメッセージに続き、モンタニエ博士の言葉がありました。
「現在の三剤併用療法を3~9ヶ月続け、HIVに感染した人の体内からウイルス量を検出限界以下に下げる。ただし、それでHIVが完全にいなくなるわけではない。今の検査技術では検出できないが、どこかに隠れているウイルスはいます。その隠れたウイルスの性質を見つけ、少量のウイルスが体内に存在していても増えないように抑える状態を維持する。治療ワクチンや抗酸化物質で免疫システムを強化すればそれが可能になります。」というモンタニエ博士の言葉には、長年研究を続けられてきた博士の夢を持ってあきらめずに続けることへの信念が込められているように感じました。
子供たちと博士のQ&Aセッションでは、「予防対策で自分達ができることは?」「今はどのような研究をしているのですか?」といった質問にひとつひとつ丁寧に答える博士が印象的でした。

子供達を前に満面の笑みのモンタニエ博士


みんなでショパンの演奏をプレゼント

モンタニエ博士と林理事長
子供達がモンタニエ博士に直接質問できる緊張の一瞬

子供からお祝いの花をプレゼント

一人一人の子供に声をかける素敵なおじさま
ランドローバーのレッドリボン号の前でスタッフと記念撮影

  • 2009.12.03
  • その他

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