“Healthy Aging”をテーマに予防医学による医療費削減を目指しFPPの研究を行っています。

1903年ノーベル物理学賞、1922年ノーベル化学賞を受賞され、パリ大学初の女性教授となり100年以上前に女性科学者の門戸を開いたキュリー夫人。

大里研究所 理事長・林夫妻 はキュリー夫人の熱烈なファンであり、キュリー研究所の支援者のひとりで、歴史的資料の保存等に貢献しています。

フランス・パリにあるキュリー研究所の敷地内には、彼女の功績を今に伝えるマリー・キュリー博物館があり、博物館は2012年にはリノベーション(改修工事)がなされ、その式典に林 理事長夫妻も出席しました。

今回、キュリー研究所のJournal 『LE JOURNAL DE L'INSTITUT CURIE』に理事長・林 のキュリー博物館復旧への貢献や、支援に関する記事が掲載されたという嬉しい便りが届きました。

＜Journal ＞

"我々は、数年にわたり発展させてきた研究について、我々を助けてくれる人々の注意を引く義務があります。"

マリー・キュリー, 1920.　 後援者の寛大さへ訴える書簡より

当時すでに、マリー・キュリーは彼女の科学的"研究"を発展させるために支援者の寛大さに訴え得ることを決して躊躇しませんでした。

1921年、アメリカ人ジャーナリストが膨大な資金を調達してくれたおかげで、彼女は1ｇのラジウムを受け取り、それは彼女の研究の進歩には欠かせないものでした。（写真参照）

今日でも、マリー・キュリーとキュリー研究所の財団は世界中の支援者の関心を呼び起こしています。

日本の大里研究所の理事長である林幸泰氏は、そのような支援者のひとりです。親仏家で、科学に情熱を持ち、マリー・キュリーの熱心なファンである彼は、キュリー博物館を修復し後世に伝えることに私利私欲なく貢献してくれました。彼の支援により、3000枚以上の新聞の切り抜きをまとめた13巻の革装書物の内容をデジタル化することができました。

これらは、1921年のマリー・キュリーのアメリカ訪問の旅を詳細に伝える貴重な資料です。

林幸泰氏のおかげで、これらの貴重な保存記録は、時間の経過による摩耗から守られ、キュリー博物館の歴史資料館で閲覧することができるようになりました。

彼はまた、キュリー博物館を訪れたすべての人がこれらの未発表の資料を利用し、二つのノーベル賞を受賞した研究者の人生とその科学的偉業を知ることができるように、タッチスクリーンパネルを設置する資金を提供してくれました。

キュリー研究所は、マリー・キュリーの思い出や偉大さを伝えるという役割を積極的に果たしてくれるこの誠実な日本の友人に対し心より感謝の意を表します。

INSTITUT CURIE

●『LE JOURNAL DE L'INSTITUT CURIE』　記事中の写真について

左下 :

1921年、マリー・キュリーは初めてアメリカを訪問し、多くの寄付で購入された100,000ドル相当の1グラムのラジウムを受け取った。この出来事は、メディアの大きな反響があった。

右上 :

彼の"アイドル"であるマリー・キュリーと並んで撮った茶目っ気のあるフォトショット。

右下 :

このタッチスクリーンのおかげで、キュリー博物館を訪れる人は多くの情報や保管ファイルを利用することができる。

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これまでの理事長・林によるキュリー研究所の支援活動などを一部をご紹介します。