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社会活動
大野西小学校へうさぎ贈呈
2019年1月16日、大野町立西小学校にて4年生の児童らに『うさぎ贈呈式』と『うさぎについて』の授業を行いました。
うさぎ贈呈式の様子
大野西小に新しく仲間入りした3羽のうさぎたち
大里研究所が大野西小学校にうさぎを贈るきっかけとなったのは、昨年10月29日に大野西小の6年生を対象に行ったエイズ予防の勉強会でした。授業が終わって理事長が校長先生と話をしていた時に、最近うさぎが死んでしまったこと、子供たちがとても悲しんでいて残念に思っているということを偶然知ったのです。そして、その時には生きていた最後の1匹もさみしさで亡くなってしまったと後から聞きました。せっかく縁があって訪れた同じ地域の小学校のこども達に、うさぎを飼うことで、命の大切さや助け合って世話をすることなど多くのことを学んでほしいと、今回うさぎ3羽を贈呈する運びとなりました。
当日、教室では、子供たちの笑顔と子供たちが黒板に描いてくれた可愛いうさぎの絵が出迎えてくれました。みんなうさぎが来るのを心から楽しみにしていたようです。
子供たちの思いがこもった黒板
授業風景 | 熱心に耳を傾けてくれています |
はじめに、大里研究所が西小学校にウサギを贈呈するまでの経緯や、ホタルの保護活動について話をしました。ホタルは一生のほとんどを水中ですごすことから、水を汚さないこと、川にゴミを捨てないことなど河川の環境を守ることがホタルの保護につながることを説明しました。そして、「昔は大野町でもうさぎが身近にいたんだよ。うさぎもホタルも人と同じ環境で生活している、だから人間の勝手で自然環境を壊すことはうさぎやホタルが生活する場を奪ってしまうのだよ」と、生態系を守る大切さについても同時に伝えました。そして、うさぎを飼うことにより、育てることの大変さや責任感を感じるだけでなく、育てることの楽しさや命の尊さも学んで欲しいということを伝えました。
つぎに、うさぎの生活や性格、食べ物についてパネルを使った授業を行いました。子供たちは、ノートに一生懸命メモをしながら真剣な表情で話をきいてくれました。質疑応答の時間には『赤ちゃんを産んだらどうしたらいいの?』『ドロ汚れはどうしたらいいの?』『エサは1日何回変えるの?』など多くの質問が出ました。
りっぱなうさぎ小屋 | 子供たちが一生懸命に準備してくれました |
いよいよお引越し | 元気に大きく育ってね |
授業のあと、子供たちにうさぎ3羽を手渡し、4年生のみんなでピカピカに掃除してくれたウサギ小屋に入れてあげました。うさぎたちは新しいお家に緊張しているようでしたが、しばらくすると少しずつ慣れてきているようでした。これから西小学校みんなの愛情を受けながら育つうさぎ達の成長が楽しみです。
今回のうさぎの贈呈によって、子供たちが命の大切さを感じ、育てる喜びや感謝の気持ちの芽生え、また自分の命をはじめ、すべての命を大切にする心が育つきっかけの一つになれば良いと思いました。